ミミスイミングクラブ

ブログメッセージ 2010

目標を達成できましたか?

2010年12月01日

 今年の初め、みなさんにお願いしたことがありました。覚えていますか? そう、1年間の目標をつくる、ということでしたね。目標はもちろん、つくるだけではいけません。そこに向かって努力することが重要なのだとお話ししました。
その目標を達成するためにやるべきこととして、木原光知子はこんなことを言っています。
「水泳選手にとって練習は泳ぐことだけではありません。自分の身体を理解し、体のために何を食べればよいか、心のためにどんな人と話をして知識を吸収していくのか。24時間をムダにしないで、日常の生活すべてから自分の目標のために、自分のものに活かしていくことが大切です」
みなさん、目標を達成することはできましたか? 2010年の365日、目標をしっかり持って過ごすことができたでしょうか。ちょっとさぼっちゃったな、という人もいるかもしれませんね。
頑張った人も反省している人も最後の1ヶ月、目標をたてたときの気持ちに戻り、今日も元気に、さぁ泳ぎましょう。

スポーツマンシップを考える 〜その2〜

2010年11月01日

 先月末、野球界では毎年恒例のドラフト会議が行われました。ニュースでも取り上げられていましたので、ご覧になった方も多いのではないかと思います。  
たくさんの高校生、大学生、そして社会人プレーヤーがドラフトにかけられましたが、そのなかでひと際関心を集めた選手がいました。早稲田大の斉藤佑樹選手です。高校時代、マウンドでハンカチを取り出して汗を拭ったことから『ハンカチ王子』として知られるようになり、さわやかさと礼儀正しさ、インタビューなどから垣間見えるしつけの良さが大きな話題を呼びました。そして、「どのようにしたらこんな男の子に育つのだろう」と、いつもは高校野球を見ないお母さんたちの注目をも集めたのです。
そうした彼の姿勢をみて、木原光知子は次のように言っていました。
「スポーツマンシップとは何なのか。さわやかさはどこから来るのか。相手を尊重するとはどういうことなのか。これらを常に追求し、行動していくこともスポーツマンに課せられた課題です」
トップになればなるほど、スポーツ選手はいろんな方面から注目を集めるようになります。その一挙手一投足が多くの人に見られているのです。どこを見られても水泳選手として恥ずかしくない、そんな選手でありたいですね。
では、今日も元気に、さぁ泳ぎましょう。

ウーマンズ・スイム・フェスティバル

2010年10月06日

 10月といえばみなさん、ウーマンズです! 
『女性の元気は社会の元気。女性たちを元気にしたい』
こんな気持ちからスタートしたウーマンズ。木原光知子がとても大切にしてきた大会で、女性たちが一つひとつ手作りでつくりあげる“女性による、女性のための大会”として創意工夫を凝らし、勝つことではなく、誰もが楽しめるイベントに、をコンセプトとしてきました。それが共感を呼んだのでしょう。毎年たくさんの方が参加する素晴らしい競技会に成長しました。第14回目となった今大会は今月2、3日の2日間にわたって行われ、開会式は高校生による書道パフォーマンス、小林幸子さんの君が代と盛り沢山の内容でした。
みなさん楽しく参加されましたか?
このイベントが第10回の節目の年を迎えたとき、木原はこう言っていました。
「ウーマンズをやってこなかったら、私はきっと鼻持ちならない女になっていたことでしょう。一つの大会の陰でどれだけの人が力を貸してくれているのか、こんなことにも気づくことはなかったかもしれません」
そして、協力してくれたすべての人に対し心から感謝し、持続してきたからこそ評価が得られるのかもしれない、と持続することの大切さを改めて感じていました。
ウーマンズは女性が気軽にチャレンジでき、また持っている力を存分に発揮させることを木原が心から願ってつくった大会です。
来年は15回の記念大会です。ミミスイミングクラブのみならず、全国から沢山の女性スイマーの参加を心より楽しみにしております。

 今日も元気に、楽しく、さぁ泳ぎましょう。

いい涙を流しましょう

2010年09月01日

 楽しい夏休みが終わりました。みなさん、海に、山に、バカンスを楽しんだことでしょう。暑くて楽しめなかった? 確かに、とても暑さ厳しい夏でしたね。しかも、この暑さはまだしばらく続くそうです。みなさん、体調管理には十分注意してください。
さて、季節の移り変わりはまだ感じられませんが、9月はスポーツ選手にとって、これまでの努力が評価される競技シーズンの到来が近いことを示しています。その努力について、木原光知子はこう言っています。
「スポーツには嘘のない感動があります。そのとき、その瞬間に、うれし涙や悔し涙を流します。そして、自分が流したその涙を誰も拭ってはくれません。自分で拭くしかないのです。どうせ涙を流すなら、毎日を一生懸命過ごし、いい涙を流しましょう」
今日の頑張りが、いつの日か喜びに変わります。努力はきっとみなさんを裏切らず、結果として表してくれるはずです。さあ、この秋、嬉しい涙を流せるように、今日も元気に、さあ泳ぎましょう。

水の美しさを感じよう

2010年08月01日

 夏休み真っ只中、1年のうちでもっとも水のありがたさを感じる季節です。みなさん、思いきり泳いでいますか?
木原光知子は子ども時代、夏になると毎日のように近所の県民プールに通い、日が暮れるまで夢中になって泳いでいました。カンカン照りの太陽に照らされていっぱい汗をかき、火照った体をプールに放り込むことが、なんともいえず気持ちよかったそうです。
そのときの風景をこんなふうに語っています。
「プールの水面に太陽の光が反射している輝きや、潜ったまま見上げたときの太陽や空がとってもきれいで、水のもつ神秘的な美しさに強く心を惹かれました」
みなさんはいま、少しでも記録を更新するために、毎日一生懸命頑張っています。それはとても大切なことです。でも、ときにはリラックスし、水と仲良く、楽しんでください。なんたって、夏ですから!
この夏は水のもっている素晴らしさを、ぜひ感じてみてください。水が呼んでいます。
今日も元気に、さあ、泳ぎましょう。

自分を信じること

2010年07月01日

 4年に1回開かれるサッカーの祭典・ワールドカップが南アフリカで開かれています。ここで日本代表選手たちは、世界が驚くような活躍を見せてくれました。しかし、世界よりも驚いたのはむしろ私たち日本人かもしれませんね。
大会前、国内マスメディアは選手たちと代表監督に厳しい評価をくだしていました。“1勝もできないのでは・・・”そんな声すらとんでいたのです。
しかし、大会が始まってみると、選手たちはチーム一丸となって、すばらしいプレーを見せてくれました。きっと、選手たちは誰に何を言われようとも、自分たちがやっていること、一生懸命練習してきた自分を信じてピッチに立ったと思います。その強い気持ちが今回の結果につながっているのではないでしょうか。
競技は違いますが、強い気持ちが必要なのは水泳も同じです。木原光知子はこう言っています。
「水泳競技は、自分1人で泳ぐもの。プールの中では誰も助けてはくれません。最後まで、自分1人で泳ぎきらないといけないのです。背が高い、低いといった体格も関係ありません。自分を信じるしかないのです。それは私の人生の基本でもありました」
自分を信じるには、それだけの努力が必要です。夏休みの努力は秋以降のみなさんの財産となります。
今日も元気にさあ、泳ぎましょう。

素直な心をもつことの大切さ

2010年06月01日

カレンダーは6月になりました。2010年折り返しの月です。時の流れはなんて早いのでしょう。
みなさん、コーチから日々いろんなアドバイスを受けていると思います。その言葉をしっかり聞き、実行していますか?
木原光知子さんは中学2年生でオリンピック候補選手に選ばれ、「ひょっとしたら私って天才?」って少しばかり得意になってしまったことがあったそうです。ムリもありません。まだ14歳。『岡山に天才少女現れる』なんてマスコミに取り上げられてしまったら、誰だってそんなふうに思うことでしょう。
そんな木原さんを平常心に戻したのが、小学校時代、担任の先生の「物事はよく観察しなければいけないよ。緑に見えるものも実はたくさんの色が混ざっているのだからね」という言葉と、コーチの「おまえは吸い取り紙になり、世界記録保持者・田中聡子選手の真似をして学べ」という一言でした。このことについて、木原さんはこう振り返っています。
「根が単細胞の私は、泳ぎ方から食事のしぐさ、泣き笑いのタイミングまで丸ごと真似してその人になりきろうとしました。でも、別の人間なのですからできるわけがありません。そのとき、先生が言っていた“観察”という言葉を思い出しました。“そうか。吸い取り紙になれとは、よく観察して、いい点はどんどん学べという意味なのだ”と納得したのです。おごらず、学びとる素直な心を持てば、人の長所は自然に自分のものになるのです」
さあ、みなさんもコーチのアドバイスをよく聞いて、目標に1歩近づけるよう。
さあ、泳ぎましょう。

夢を実現させるためには努力すること

2010年05月01日

 新学期が始まってひと月が経ちました。きっと、みなさんはもう新しい目標を立てたことでしょう。それを口に出して、言ってみましたか? 実はこれも目標達成に一役やってくれることだ、と木原光知子は言っています。というもの木原自身、25メートルがようやく泳げるようになったばかりだというのに「水泳選手になってオリンピックに出てみたいな」と口にしていたからです。その憧れが、実現したことはみなさんご存知のとおり。その言葉を聞いた人たちによって、水泳への道が開けてきたのです。そして、その道の一つを示してくれ、それにチャレンジする気持ちを与えてくれたのは、小学6年生の担任、梅島先生のこんな一言だったと言っています。
「“夢を実現させる人はほんのひと握り。夢を夢で終わらせてしまう人はたくさんいるんだよ。そのひと握りになるためには、努力すること。だから、水泳をやろう”。その言葉に最初はピンときませんでしたが、私は本来、負けず嫌い。だんだんその言葉が胸にしみてきて、そうなりたいと思うようになりました」
夢は想い描くだけでは、そのまま夢で終わってしまいます。そこに努力がプラスされて、道は開けて来るのです。みなさんも夢を実現させるひと握りの人になれるよう、さあ、泳ぎましょう。

素敵なスポーツマンになろう

2010年04月01日

 新学期の始まりです。新しい学年、新しいクラス、新しいお友だち…と、新しいことがいっぱいの4月がやってきました。みなさんはワクワクする気持ち、ちょっぴりの不安、いろんな気持ちを抱えていることでしょう。
そんな新しい気持ちのみなさんと一緒に考えていきたいことがあります。それが『スポーツマンシップ』です。
「スポーツマンシップにのっとり、正々堂々と戦います」
この言葉はこんなふうに使われ、よく耳にします。ここにはルールを遵守して戦う、スポーツを行なう上でのマナーや品性など、いろいろなものがこめられています。人でいうと誰をみなさんは思い浮かべますか? たとえばいつでも礼儀正しく、そして強い、ゴルフの石川遼選手。この石川選手にスポーツマンシップを感じる人は多いかもしれませんね。
木原光知子はかつてこのスポーツマンシップの大切さを次のように説いていました。
「スポーツマンのさわやかさはどこからくるのか。相手を尊重するとはどういうことなのか。これらを常に追求し、行動していくこともスポーツマンに課せられた課題です。指導者はもちろん選手のみなさんにもしっかりと考えてほしいですね」
今日からみなさんもスポーツマンシップにのっとって行動し、素敵なスポーツマンを目指してください。
そして、今日もさぁ泳ぎましょう。

試合は自分自身との闘い

2010年03月01日

 バンクーバ−オリンピックが終わりました。感動のシーン、興奮した試合、いろいろありましたね。とくに、フィギュアスケートの浅田真央選手。キム・ヨナ選手(韓国)との対決で世界的に注目が集まる中、女子シングル史上初となるというトリプルアクセルを3回も成功させました。結果は「銀」。すばらしい成績ですが、「悔しい」と泣いている姿が印象的でした。あなたはどんな競技、どんな場面が一番記憶に残りましたか?
浅田選手に限らず、どの選手も大きなプレッシャーのなか、戦ったことでしょう。こうした試合について、木原光知子はこう言っています。
「競技会は隣のレーンを泳ぐ人との戦いではありません。人がどう泳ぐか、何秒で泳ぐかではなく、自分がもてる最高のものを出す機会なのです。ときには、逃げ出したくなるほどの緊張感でいっぱいになってしまうかもしれませんが、本番の舞台では誰も助けてはくれません。“このために一生懸命練習してきたのだから大丈夫”と自分を励まし、信じるしかないのです。
雪の上も、氷の上も、水の中も、またオリンピックも、どんな大会も、その気持ちに変わりはありません。ベストを尽くすことが大切です。
成長していく子どもたちが頼もしく感じる春が間もなくやってきます。
今日も元気に、さあ泳ぎましょう!

バンクーバー五輪、開幕

2010年02月01日

 今年は大きなスポーツイベントが目白押しですが、その最初の祭典である冬季オリンピック・バンクーバー大会が今月12日から17日間、カナダで開かれます。雪と氷の世界の中でスキーやスケートなど7競技86種目が行われますが、みなさんはどんな競技を楽しみにしていますか?
このバンクーバー、実は木原光知子が最後に旅行した旅先で、木原はここでのオリンピックをとても楽しみにしていました。フィギュアスケート、スピードスケート、スキーにカーリング、どれも子どものようにワクワクしながら一流のプレーに目を見張ったことでしょう。世界のトップアスリートたちが繰り広げるプレー、一つひとつの動き、息づかい、そうしたプレーを含めたすべての所作が芸術だと木原は言っていました。こうしたものを観ることができることに大きな喜びを感じていました。
冬の競技にはなじみのないスポーツもたくさんあります。知らなかった競技の面白さを知る、絶好の機会だということもできるでしょう。みなさん、今月は冬の競技をぜひ堪能してみましょう。そして、勝った選手には純粋に拍手を贈りましょう。
画面いっぱいに広がる雪と氷の世界からパワーをもらったら、わたしたちはその力を水の中でいかしたいもの。

今月も元気に美しく、さぁ泳ぎましょう。

朝露で新年の書き初めをする

2010年01月01日

 新年、明けましておめでとうございます。
2010年の幕開けです。今年もまたいい年になるように頑張りましょう。
1年の始まりにみなさんは目標とか立てましたか?木原光知子は目標についてこう話していました。
「一つの目標に向かってチャレンジすることは、次への意欲につながります。意欲を持ってチャレンジすることから、人はたくさんのことを学んでいきます。意欲がなければ、そしてまた競い合えるライバルという存在がなければ、人は向上しない」と・・・ 目標や夢や希望を持って2010年を有意義な1年にしましょう。
さて、昨今はクリスマスが派手になり、なんとなくお正月は静かなイメージがありますが、みなさんのところでは特別な風習はありますか? 
岡山の木原家では正月2日の朝、朝露を集めて墨をすり、それでその1年の希望や夢を書き初めすることが年の初めの行事となっていました。早朝の澄み切った冷たい空気に包まれながら、草の葉から少しずつ朝露を集め、貯めた水滴で墨をする姿を想像してみてください。なんとも風流でしょう。こうした両親が大切にしていた風習やしつけが、木原光知子の感性を磨いてくれたのですから、親の生き方や姿勢は子供の鏡になるというのは本当ですね。ちなみに、地方によっては、こうすると字がうまくなるという言い伝えがあるようです。
私たちも子供たちの感性を伸ばせる、自らも感受性豊かな大人でありたいものです。そのためには、心と体が健康であることが一番です。さあみなさん、今年も感謝の気持ちを忘れずに、元気に楽しく泳ぎましょう!

ページトップへ